アムトラックで着いたユニオン駅は、ワシントンDCの陸路の玄関です。駅の様子も見たいのですが、何しろ時間がないので、急ぎ足で外に出ました。
バスの発着所を早く探さなければならないので駅を走り出たら、駅を出た目の前がバスの発着所でした。
ここからはいろいろなルートの観光バスが出ています。一番長いコースは9時間程かけてまわりますから、それでは時間が間に合いません。
最短のヘリテージツアーというコースは乗りっぱなしでも一周2時間弱、そして乗り降り自由です。まさに出発するところだったので、すぐに乗りました。
ワシントンDCは、どの州にも属さない独立した地域で、国会議事堂や最高裁判所をはじめ、アメリカ連邦の3権のトップの機関は全部ここにあります。アーリントン墓地もここにあります。
こういう街ですから、静まり返った堅苦しい所かと思ったのですが、明るくて楽しい観光地という雰囲気でした。バスの運転手さんは、誇らしげに、そして楽しく賑やかに説明してくれます。旅行者だけでなく土地の人の足にもなっているようで、運転手と親しげに言葉を交わす乗降客もかなりいました。
途中で降りて簡単な昼食を済ませて、ホワイトハウスを目指しました。
地図を見たり聞いたりしながら道路を渡ったら、こんな所に着きました。WHITE HOUSEと書いた小さな表札があって、木立の奥に真っ白い建物が見えます。通用門らしいです。
建物は左が正面のようなので、植え込みに沿って左に急ぎ足、右に曲がって走り、植え込みが急に途切れたら、真っ正面にホワイトハウスが見えました。観光客が覗き込んだり記念写真を撮ったりしています。世界最高の警備設備や態勢がしかれていると思うのですが、恐い顔した警備員が見張っている訳でもなくオープンな雰囲気なので、ちょっとびっくりしました。
誰でも建物の中を見せてもらえるのですが、見学のチケットを手に入れるためには朝早くから並ばなければならないそうですが、早朝6時半に並ぶためのツアーもあるのだそうです。![]()
この向かい側の広場ではイベントやスポーツが行なわれていて、音楽や歓声が聞こえていました。
のんびりしているとニューヨークに帰れなくなるので、再びバスに乗り、窓から見物しながら駅に戻りました。有名な建物ばかりなのでバスの窓から沢山の写真を撮りましたが、雑誌やニュースで見馴れた建物より、楽しい街の様子がわかる写真を2枚見て下さい。よく走った一日でした。
ユニオン駅に着いたら予定していた列車の一つ前の便に間に合いそうだったので、急ぎ足で乗り込みました。
(これならニューヨークに帰って余裕で夕食できるわ〜)と思ったのですが、発車して間もなく停まったままで動かないのです。やがて
「線路に石が落ちているので整理するまでしばらく停車します」
というアナウンスがありました。列車はかなり遅れたので、ペンシルベニア駅に帰ってきたのは夜の9時半過ぎでした。この次の列車に乗る予定だったのですから、もしかしたらほんとうに帰れなくなっていたかもしれませんね。そして、東海岸ニューヨークから西海岸のサンフランシスコに行きました。
サンフランシスコの楽しさは前に こちらのページでご紹介していますので
今回は海の上の刑務所、アルカトラス島をご紹介しますね。
ニューヨーク[1]セントラルパークはこちらから