左のように鉄格子がはまっている所は中から通路が見えますが、右は全然外が見えません。独房です。中も狭かったです。
奥まで入って記念写真を撮り合っている人もいましたが、私はちょっと一足入ってみただけで恐くなって、すぐに出てしまいました。![]()
その内部の写真です。変な写真でごめんなさい。
ピア39という賑やかな桟橋の一番先の方に、アルカトラズというカジュアルなカフェレストランがあるのですが、数年前に行った時、その入り口に独房を模写した物が飾ってあるのを見ました。![]()
まわりの海水はとても冷たくて泳げないし、島の周囲は断崖絶壁なので、ここは脱獄不可能と言われ、脱獄常習犯もここに連れてこられたそうです。
それでも脱獄を計画したグループがありました。この写真は、見回りの看守の目をごまかすために作った頭と、作業のために外した壁面の通風口です。ここから通風孔を伝って外に出て海に飛び込んだと考えられています。一人も見付かっていませんが、周囲の海の水温はとても生きて泳げない程に低いそうです。![]()
これは、刑務所が閉鎖される最後の朝の食事のメニューです。
食堂の入り口に置いてありました。
1963年3月21日と書いてあるのがわかりますか?
食堂には窓があって外が見えます。船着き場から中に入る道はダラダラとした坂道で、きれいな花が咲いていました。回りは海で、サンフランシスコの港町がすぐ目の前に見えます。青い海と賑わう町の景色こそ、ここに投獄された人達への最大の罰だという言葉があります。
ところで無料で貸し出されているテープですが、借りる時も返す時も名前などのチェックはありません。監獄の厳しさを見学した後にまさか・・と思いましたが、これを返さずに持ち帰ろうとした人がいました。帰りの船に乗船する時にセンサーで見付かりました。私じゃありませんよ。私は売店で10ドルで買ってきました。
勝手気ままな旅におつきあい下さいましてありがとうございました。
ニューヨーク[1]セントラルパークはこちらから 2000年6月 記