この頁をアップロードしようとした矢先に、NY発チューリッヒ行きスイス航空機の事故がありました。今ごろは美しいスイスの自然を楽しんでいたかもしれない沢山の犠牲者の事を思うと心が痛みます。事故の直後にアップする気にはなれず、しばらく控えておりました。 ご冥福を祈ります。 |
行き方
私はブリティッシュ航空でロンドンまで行き、乗り換えてチューリッヒまで行きました。時差
成田〜ロンドン(ヒースロー空港)が11時間25分、チューリッヒまでが1時間15分でした。成田からチューリッヒ行き直行便で行くと、成田からチューリッヒまで12時間半です。飛行機の場合、遅延を考慮してかなり余裕を持って待ち合わせ時間を組みますから、成田を発ってから15時間半かかりました。直行便だと時間がかなり短縮されると思います。空港からチューリッヒ駅までは、列車で10分程でした。日本との時差は8時間です。つまりスイスにいると、8時間足せば日本の時間です。3月末から9月末までは夏時間になりますので、時差は7時間です。通貨スイスフラン(SF)。私が行った頃は、1スイスフラン95円前後でした。気候・温度事前にスイス人に聞いたら「ある日は暑く、ある日は寒く、スイスの気温ははっきり言えない位変化する。」と言われて戸惑いましたが、行ってみてたしかにその通りだとわかりました。又、山の多い国ですから場所によっても違いがあります。買い物・物価
6月から夏が始まるといっても、標高が高い所では雪が残っていましたし、山岳部では9月にはもう雪が降るそうです。観光旅行として行く場合は当然標高の高い景観の良い所へも行くでしょうから、真夏でも長袖は必要です。高山の本格的登山でもしない限り冬のような防寒着まではいらないと思いますが、かさばらない長袖ジャンバーなどが便利だと思います。
一方低地の都市部では暑かったです。物価が高いと聞いていましたが、正札の値段には何も加算されません。つまりすべて内税です。レストラン・チップ・食事
外国旅行者のショッピングは、一旦税込みで支払った後個々に申請して税金分を返してもらえますが、1個所で1回に500SF以上買い物した分だけです。帰国するまでに手続きすれば税金分をスイスフランで返してもらえるそうですが、私はそんな高価な買い物はしなかったので経験無しです。すみません。買い物の値札同様、メニューの値段には税金が含まれています。サービス料もすべて入った値段ですから、チップも不要です。割引乗車券(パス)
スイスはいくつもの国と接していますし、言葉さえもドイツ語圏とフランス語圏がはっきりしているくらいですから、食事も地域によって違うようでした。全体に、意外な程にあっさりとした味でした。パンがとても種類が多くて美味しかったです。
気を付けなければならないのは、水。スイスで水というと、炭酸入りです。炭酸が強いものと弱いものとありますが、ライトでもかなり炭酸分があります。炭酸無しの水が欲しかったら「ノン・ガス」とはっきり言えば通じます。国中に列車がとても発達しているので便利ですから、スイス旅行中は登山電車・ケーブルカー・列車などをよく使います。これらの運賃は周遊券のようなチケットを買ってしまうと割安になります。これで列車だけでなくバスや船などにも乗ることが出来ます。使える路線や有効期間によって種類がいくつもありますから、どこへ行く予定なのか、それにはどの路線に乗るのかをよく調べてから買う必要があります。言葉列車での車内アナウンスは、仏・独・英の3カ国語でした。ユングフラウ・ヨッホ行き列車の一部では、日本人観光客が多いらしくて日本語でもアナウンスされました。シーズン
地方によってドイツ語かフランス語が使われていましたが、ホテルやレストランは勿論、観光客相手の店でなくても英語が通じます。英語がわかれば不自由ないと思いました。今回の旅行は6月から7月上旬でしたが、野生の花が一杯でとてもきれいでした。スイスといえばエーデルワイズですが、エーデルワイズが咲くのは9月で、他の多くの花は8月には終わってしまいますから、スイスのお花畑を楽しむなら、7月位が良いかもしれません。但し7月も中旬になると欧米の夏休みが始まるのでとても混むそうです。
夏が短く、冬が長く、雪が残っている時期は封鎖される道路や運転休止する電車もあるので、観光旅行に行くには時期の選択に注意した方が良いと思います。
スイスには、軽いハイキングからちょっとした山歩き、トレッキングなど、沢山のコースが整備され、ケーブルカーや登山電車が発達しているので、景色が良い所で降りてお花畑を歩いたり、疲れたら乗り物に乗って帰ったり、いろいろな楽しみ方が出来ます。
ヨーロッパ数カ国をまわる旅行の1部としてスイスに立ち寄る旅行日程が多いようですが、スイスにゆっくり滞在すれば、「自分の旅・自分の時間」としてスイスの魅力を満喫出来ると思います。一面のお花畑や雄大な山々、親しみやすい笑顔、おいしい空気。
又いつの日か・・。
(1)出発まで (2)ロンドン経由チューリッヒへ (3)静かな村ミューレン (4)ユングフラウ・ヨッホ (5)シルトホーン・インターラーケン (6)モントルー・レマン湖畔 (7)モントルー・国境の村 (8)リーダーアルプ (9)旅行のまとめ(この頁)
スイスの山歩きで見た
花の写真をご覧下さい。
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