スイス旅行記(7) 

 モントルー(2)・国境の村 

モントルーといえば、毎年恒例の「ジャズ・フェスティバル」。
ここがその会場になる建物だそうです!

毎年夏になると、ここに世界中からトップ・ジャズプレイヤーが集まるんですね。
ポスターや看板には懐かしい名前や有名な名前がいっぱいでした。

今年は7月3日から開催、
その直前でしたので、スイス各地から民族衣装を着た人達が集まってお祭りが開かれていました。
道路にもカフェにも珍しい衣装の人達がいたので、一緒にパチリしました。

きれいな湖を目の前にしたらもっと水上を楽しみたくなってしまいました。ホテルのフロントに聞いたら片道1時間で行ける所を教えてくれたので、そこへ行ってみました。

遊覧船に丁度1時間乗り、着いた所は「ST.JinGolph」という小さなきれいな船着き場でした。
船を降りると、桟橋で釣りをしていた男性が呼ぶので行ってみたら、にこにこと話しかけてくるんですがフランス語。

どうも釣った魚を自慢しているようなので身振りで誉めて、ニコニコ〜。
食べられるの?どうやって食べるの?など、なんとか身振りと手振りで国際交流をしたのですが、そばにいる人達まで人なつこくてみんなでニコニコ〜。

桟橋を離れても、花が一杯咲いている公園で犬と遊んでいる人がいたり、オープンエアーのレストランがある位で、静かなところです。
坂道があるので行ってみたら車道に出たのですが、日本のごく普通の車道位の道の両側に商店が並んでいて、観光地の雰囲気は全くありません。

キョロキョロと見回すと、車道の真ん中に有料道路の料金所を小さくしたみたいなものがあります。
よく見たら、それはスイスとフランスの国境でした。
遊覧船でふら〜っと来て降りた私は、
いつのまにかフランスにいたんです。フロントの女性がわざわざここを教えてくれた意味がやっとわかりました。

ユーロ統合という、考えてみるとすごい事が進んでいるからとはいえ、はるか日本からやってきた観光客が、パスポートを見せる事もなく、1時間船に乗って、降りて、気が付いたら別の国に入国していたなんて、島国に住む身には信じられない事ではありませんか?

往復2時間、滞在2時間の外国旅行・船の旅でしたが、みなさんとっても親しみやすかったし、良い思い出になりました。

移動中に行ったゴルナーグラードという約3100mの展望台です。

ここで簡単なランチを買ってベンチで食べたのですが、目の前にマッターホルンや氷河を眺めながら食事をしていたら、なんだか映画の1シーンの中にいるような気分でした。

これが日本人にも大人気のツエルマットの通りです。
お土産屋さんが立ち並ぶ通りを電気自動車が走り、日本人観光客の姿も沢山見ました。
「日本語でどうぞ」という看板を掲げたお店もありました。

モントルー(1)

(1)出発まで(2)ロンドン経由チューリッヒへ(3)静かな村ミューレン
(4)ユングフラウ・ヨッホ(5)シルトホーン・インターラーケン(6)モントルー・レマン湖畔
(7)モントルー・国境の村(この頁)(8)リーダーアルプ(9)旅行のまとめ

スイスの山歩きで見た
花の写真をご覧下さい。


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