シルトホーン・インターラーケン |
シルトホーンは映画「女王陛下の007」で一躍有名になった場所だそうですが、私は残念ながら見ていません。シルトホーン回転展望台
ミューレンで泊まっていたホテルのすぐそばからロープウエイを乗り継いで行くのですが、この駅にはアイガー北壁から登頂した日本人登山家達の写真や装備が展示されていました。
ぐいぐいと登るケーブルカーを降りた所がシルトホーン回転展望台です。周囲のガラス張りの外は360度さえぎる物ない山、山、山。
どちらを見ても、こんな景色なんです!
まるで鳥になったか雲の上にいるかと思う眺めでしたが、それもその筈、標高は2970Mあります。
ここはレストランになっているので、今日の朝食はこの景観の中で食べました。
おいしかったけれど、この景色に囲まれて食べるんですから目は外を向いたまま。もう、圧倒されて、写真を撮る事さえ忘れていました。
この回転には太陽電池を使っているのだそうです。ここから同じケーブルカーで途中まで下りて、あとは歩く予定です。
私が乗ったら、一番前のベンチに座っていたおばあちゃんが「ここへおいで、よく見えるよ」と・・
ドイツ語なのでよくわからないけど、多分そんな身振りなので(^^;)となりに座らせて頂きました。真下を見ると雪、はるか下の方に駅がかすんで見えて、雲か霧が動いてくると、どこへ行くのかわからないような真っ白の視界です。
雪の表面には大きな足跡が沢山付いていましたけど、形は熊みたいでした。
来る時に乗り換えたビルクという駅で降りて、ここから歩くのですが、降りてみたら濃い霧がたちこめてあまり見通しがきかないし、かなり寒い。
標高の高いところへ行くには、服装も要注意ですね。ちょっと霧が薄くなった時に撮った写真です。
こんな所でも、ほんのちょっと雪の切れ目があると小さな花が背伸びするように咲いていました。
途中で見た湖です。
水面に氷が浮き、湖畔には雪が残り、雲が低くたれこめて、
なんだか不思議な光景でした。
そして歩き続けて下ってゆくと、明るくなって暑くなって、遂には「日焼け止めクリーム〜!」とあわてて塗るような強い日差しになりました。
足元はどこへ行っても 花・花・花。
今回の旅行で撮った花の写真の半分以上はこの日に撮ったものです。
スイスの山歩きのはじめの頃は、こんな景色を見るたびにインターラーケン
「かわいいー! きれいー! すごいー!」
と歓声をあげていたのですが、この日あたりになると
「もう、まいった〜! 降参〜! わかった、わかった〜。」
と、ため息つきながら遂に笑い出してしまったほどです。
ほんとうに、こんなに一面花だらけなんて、無造作で、贅沢で、でも、これが自然のままの姿なんですねー。
インターネットミューレンを離れてモントルーに行く途中で1泊したインターラーケンの町並みです。
ここはお土産品店やブランド品のお店が立ち並ぶ町なのですが、大通りの背後には大きな山々が控え、川は豊かな水量でゴーゴーと音をたてて流れていました。
ここはひらけた大きな町なので、部屋でインターネットに繋ぐ事が出来るのではないかと探したら、手の届く所に差込口があった!車窓
ミューレンのホテルでは、ベッドの下のはるかかなたに見えていたけれど、どうにもならなかったんです。あー、よかった。
ところが、用意していったモジュラーが合わない! 入らないんです。
スイスの国旗がちゃんと付いているのに合わないなんて不良品だ〜!と心で叫びつつ、忙しいミューレンの日々に書いておいた掲示板の書き込み文やメールを涙ぐみつつ一人で眺めていました。
(同じスイス国内でもモジュラージャックは地方によって違う、という事を発見したのは、旅の最後の方でした。)
左の写真は雲が出来て下からわいてくるシーンです。
田園風景ですから裾野の平野のように見えるのですが、これは山の中腹です。
標高の高い所ならではの面白い眺めですね。
列車の窓から撮りました。
モントルーに行く途中の駅で、
乗り換えの待ち時間に外へ出たら目の前はこんなにきれいな景色でした。
これはトゥーン湖のほとりです。
次の行き先はモントルーです。
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