スイス旅行記(3) ミューレンへ

これはチューリッヒ駅です。中央にある案内板の下でVサインしているのは
旅気分ノリノリの私です。
だって、数年前にテレビの「世界の車窓から」で見て以来、憧れの旅だったんだもの!

ここはチューリッヒ駅のど真ん中。
スイス各地や外国にまで行く長距離列車が、この両側にあるホームから出発します。
又ここは、駅の東口と西口(と呼ぶかどうか?)を結ぶ歩道でもあります。通行人はこの道路もホームも勝手に歩いて通ります。
改札口なんてありません。

じゃー、スイスでは列車は無料・・なんて思わないでね。
一駅ごとに、車掌さんが検札に回ってきます。
車両は新しくはないけれど、とてもゆったりしていました。多くの車両は禁煙席と喫煙席に分かれていて、間はガラス越しですがドアーで仕切られています。


車窓の風景を楽しみ、登山電車に乗り換えて、
着いた所がミューレン。
今回の旅行で一番長く滞在する場所です。
村の建物は、どこも色鮮やかな赤いゼラニュームで飾られていてとてもきれいです。

ここを起点にしていろいろな所へ行ったのですが、とりあえずミューレンはどんな所かというと、標高1650mの小さな村ですが、目の前にはユングフラウ・アイガー・メンヒというスイス3山が迫るように聳え立って見えるという所でした。
ちょっとハイキングに出ると、こんな光景です。
足元は黄色や白や青紫やピンクのお花畑。目を上げれば雄大な山並み。
そして、カラーン・カラーンと響くのは牛やヤギの首に付いたカウベルの音。
ほんとに、アルプスの少女ハイジが出てきそうでしょう?

短い夏を待ちかねて咲く貴重な花々の上を、牛が歩きまわればその排泄物は肥料になり、踏みつけられてますます強く育つ野生の植物。
ほんとうの自然とは、こういうものなのでしょうね。

標高や土壌のせいか、一面真っ白に染まる程に白い花が咲いている所があったり、まっ黄色の所があったりします。

学校から帰る子供たちがみんな大きな荷物を持っていると思ったら、丁度夏休みに入る日でした。
子供たちの中に、とても上手に英語を話す女の子がいていろいろと人なつこく話してくれたのですが、お母さんがオーストラリア人だから家では英語で話しているのだと言っていました。
日本語は勿論ですが、英語は全然わからない子供達もいました。

その女の子の話によると、学校の授業はスイスジャーマンで行われ、外国語はドイツ語・フランス語・英語・ラテン語など沢山のクラスの中から選択出来るのだそうです。


これぞスイス!
という服装の、青年(?)たち!
これはこの村で夕方行われたヨーデル・ショーの出演者です。
みなさんあまりお若くなかったですが、きれいな
 ”レイホー♪ レイレイヒー♪”
を聞かせてくれました。

ここからは、
シルトホーン(映画007が撮影された所)や
雪と氷のヨーロッパの頂、ユングフラウヨッホなどに行きました。

(1)出発まで(2)ロンドン経由チューリッヒへ(3)静かな村ミューレン(この頁)
(4)ユングフラウ・ヨッホ(5)シルトホーン・インターラーケン(6)モントルー・レマン湖畔
(7)モントルー・国境の村(8)リーダーアルプ(9)旅行のまとめ

スイスの山歩きで見た
花の写真をご覧下さい。

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