ニューカレドニア旅行記4
郷土料理ブーニャと天然プール


一息ついていたら女の人が手招きしたので行ってみたら、葉っぱでていねいに包んだものを見せてくれました。
「ブーニャ?」と聞いたら「ウイ」。フランス語が通じたじゃないの(^。^)


御進物みたいにきれいに包んだものを3つ並べて火をつけて、石を載せたり葉っぱを載せたり布をかけたりしてから、その上に土を盛り上げました。
みんなで手伝いました。
    

ブーニャは、形はサトイモか八つ頭に似ているのですが、とても大きい独特の芋なんです。包んだ葉っぱはバナナの葉です。この料理法は、ハワイのルアウ(郷土料理の豚の丸焼き)と同じです。
土の山が出来ると、今度は果実の皮を剥いたり刻んだりし始めました。
ブーニャが出来上がる迄の間は、どこからか現れた別の女の人や男の人が、ペタンクを教えてくれました。ニューカレドニアでは、ペタンクがとても人気があるのだそうです。


出来上がったブーニャとフルーツサラダのお昼ご飯は、とてもおいしかったです。ブーニャと一緒にタロ芋と鶏肉が入っていましたが、どれもほかほかに熱が通っていて丁度蒸し物みたいな感触です。塩コショウで軽く味付けしてあって、かなりバナナの葉の香がしました。

さて食べたあとは、スノーケリング。
このすぐ近くに、天然プールと呼ばれる絶好のスノーケリングポイントがあるんです。
まるで奥地の川の様に対岸との間を流れる海水の中を歩いて行ったら、急に流れの幅がひろくなって水の色が真っ青なところに着きました。

ここは珊瑚礁が外洋の波をさえぎる様に囲んでいるので、魚たちの住処です。つまり、沢山の種類の魚を見る事が出来る場所です。
ちょっと空模様があやしくなってきたし、風が強くなってきたけれど、こんなにきれいな水を見たらがまん出来る訳もなく、スノーケルを着けて元気に泳ぎはじめました。
水は暖かいけれど、ちょっと出ると寒い!「魚が一杯!」とひとしきり騒いだけれど、やっぱり泳ぐには寒すぎて、浜に上がって焚き火で暖まっていたら、今度は雨が降ってきた!それもかなりな雨!

あわてて木の陰をさがして雨宿りしたんですが、止みそうもないし、迎えの車に乗り遅れたら帰る方法がないのであきらめて引き上げました。

そんな訳で、いろいろな経験をさせてくれたツアーでしたが、
「我ら日本の探検隊ー!」なんてお互いに冗談を言いつつすごしたこの一日は、多分忘れられない旅の思い出(^_^;)になりそうな気がします。



[ニューカレドニア旅行記(5)へ続く]

 1 出発まで 2 ヌーメアからイルデパン島 3 ピローグ・原生林  4 ブーニャ・天然プール 5 アメデ島 6 朝市・ニアウリ 7 森林公園  8 旅行情報見たまま聞いたまま 

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