四季折々の金沢区
初夏の草むら

初夏の日差しを浴びて、足元に開く花があります。
気付かずにせわしなく通り過ぎる時もあり、思わず立ち止まって自然の色彩の美しさに目を見張る時もあります。
あわただしい時間の流れの中に生きていても、自然界の変化の美しさに心動かすゆとりはいつも持っていたいものだと思います。


ムラサキツメクサ (マメ科 トリフォリウム属)

ツメクサといえばクローバー。
四葉のクローバーを見つけると幸せになると聞いて、
一生懸命さがした子供の頃を思い出します。
その頃見慣れたのは白いクローバーですが、
最近周辺ではムラサキツメクサの方がよく見られます。


オオイヌノフグリ (ゴマノハグサ科 クワガタソウ属)

空の色をうつしたような青は、植物では貴重な色だと思います。
可愛い花にどうしてこんな名前が付いたのか不思議に思っていました。
同じ仲間にイヌノフグリというよく似た植物があって、
それより大きいから今の名前が付いたとか。


ハルジオン (春紫苑) キク科

ピンク色の可愛いツボミは、はにかんだように下向き。
やがて上を向いて開くと繊細な白い花。
明治の頃の輸入切花が日本の風土に合って野生化したと聞きました。
高価な輸入花が今や繁殖力が旺盛すぎて邪魔者扱い。
花の運命は皮肉ですね。

2003年5月19日 記

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