園芸と炭と木酢液
(2000年1月16日更新)

炭や、炭を焼く時に得られる木酢液は、農作や園芸に何か効能があると言われています。私が参加している森林保全活動のグループでは間伐材で炭焼きをしていますので、これらを自分の園芸に使ってみようと思いました。本には分析などが載っていますが、私は科学者や専門家ではないのでデータのコピーではなく、実際に私が試みた方法と結果だけを書きます。

私流・炭の使い方
まず鉢底にネットを敷き、その上に底石として炭を置きます。炭のかけらです。用土には、粉々になった炭を混ぜました。量はそれほど多くありません。今年の春以降植え付けたり植え替えたりした鉢は、すべてこの方法で炭を使いました。
こうして植えた今年の植物は、葉や花に虫が付いていたのを数回見ましたが、半年経った今も虫害らしいものは見られません。
植物の種類によっては効果の違いがあるかもしれませんので、気が付いたものをその都度記録したいと思います。

シソ
薬味に便利なシソは大好物ですので、毎年夏前になると苗を買って鉢に植えています。従来は、花の鉢にはオルトラン粒剤を使っていましたが、生食するしそには使いませんでした。結局いつも虫にやられて食用に出来るのはほんのわずかでしたが、シソは少しあると便利ですから、毎年植えています。
今年は上記のやり方で炭を使って6月に植えました。今(10月中旬)に至るまで、虫害なく順調に育っています。これが私が炭の効果を実感した最初の例です。

タピアン
今年、タピアンがだめになりました。鉢のなかを調べたら虫が一杯でした。私はこれで、炭の効果を疑ったのですが、土を見ると炭が全然入っていません。つまり、炭を使い始める前に植え替えたものだったのがわかりました。これは、自分の園芸の記録の必要を感じるきっかけにもなりました。

ゼラニウム
炭がどんな効果をもたらしてくれるかの一つの指標になると思っていたのがゼラニウムです。
路地植えするととても丈夫ですが、鉢植えゼラニウムはいつもこの写真の虫にやられていました。決して地表に出てこない虫です。つぼみが咲ききらないうちにしおれてしまう事に気が付いて土を掘ってみると、いつもこの虫が沢山いました。根を食べるらしく、土中の根は殆どなくなっているのです。やられるのはいつも秋です。
ところが、昨年春に炭を使って植えたら元気に年を越し、1月の今もきれいな花が咲いています。
オルトランも効かなかった虫なのに、炭の成分が守ってくれたとしか思えません。
この虫に今までやられたのは、上記のタピアンと、ベゴニア・センパーフロレンスと、ゼラニウムでした。この写真を見て、蛾の幼虫だと教えてくれた人がいました。

パンジー
真夏に種を撒いたパンジーに小さなつぼみが着いた頃、アブラムシのような小さな虫が付いていました。殺虫剤を使わずに指でつぶしていたら、そのうちに虫はいなくなり、次々と開花しました。異常乾燥が続く中で小さなつぼみに付いた虫なのに特に被害がなかったのは、炭の持つ土壌改良力によって苗が丈夫に育ったからではないでしょうか。

(since1999年10月14日)

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