港の風に吹かれてバラが香る
横濱山手バラ園 1999年春


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横浜港を見下ろす山手にあるバラの庭園に、今年も行ってきました。
私が少女時代の記憶の中の横濱の山手通りはいつも静かで、時折行き交う人外国人の姿や当時「洋館」と呼んでいた洋風の家のたたづまいが、まるで日本ではないような雰囲気を醸し出していました。
ハイカラという表現は今でもこの界隈にぴったりな気がします。

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山下公園に面したマリンタワーや、横浜港に出来た横浜の新しいシンボル・ベイブリッジを一望出来る高台に港の見える丘公園が整備されて以来、この辺りは横浜の観光スポット、デイトスポットとして大勢の人が訪れます。
なかでもこの入り口にあるバラ園に様々な色のバラが咲く春は、1年で一番賑わう季節です。

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イギリス館を背景にして庭園一面にバラが咲く時は、絵筆やカメラを手にした人や散策する人でいっぱいです。
今までは港の見える丘公園とバラ園とイギリス館はそれぞれ別の区画になって区切られていました。
ところが今年行ってみたら、一部改修されて、ぐるりと一回りできる花の散歩道が出来ていました。

変化にちょっと戸惑いましたが、バラ園のバラ達はいつも変わらずに
私の好きなあのバラはあそこに、あのバラはあそこに
と次々探しながら歩いて、陽春の嬉しい一時を過ごしました。

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バラ園の奥、イギリス館近くに咲く
「イングリッド バーグマン」と名づけられたバラです。
他のバラとは開花時期が少し違うようで、昨年は見る機会がありませんでしたが、今年は丁度満開でした。
映画を語る時には必ず名前が出てくる女優さんですから、まるで彫刻の様に美しい優雅で知的な写真を見たことがある人は多いと思います。
花の女王と称えられるバラ、その中でも深紅のバラにその名を捧げた想いを想像して、いつも見入ってしまいます。


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