北極圏の旅 寒冷地のデジカメ


今の時代では、デジカメを使う人がとても多いと思います。私もこの数年来デジカメばかり使うようになりました。デジカメで心配なのは電源と温度ですね。今回の旅行ではこの両方とも心配でした。

寒冷地でのデジカメ
先ず、使えるかどうかが気になりました。カメラについてきた仕様書には、0度以下での使用は保証しませんと書いてあります。今年の1月に釧路湿原に行った時には氷点下1,2度で問題なく使えましたが、今回は心配でした。

電池・充電
たしかに電池の消耗が激しかったかもしれません。
ここにデジカメ故障と書きました
フル充電済みの電池と交換しても動かなくなったのです。ところが翌日には何の問題も無く使えるようになりました。低温のために一時的に使えなかったのだと思います。

低温時の問題としては、電池の持ちが悪い事と、記録媒体(カード)の結露だと思いました。
今回持っていったデジカメの1台は電池交換式です。充電式電池と乾電池を持ってゆき、常に余分に携帯しました。
もう1台は電池内蔵カメラです。電池もカメラも用心のために毎晩充電しました。

電圧
ここで問題は電圧です。お持ちの充電器が行き先の国の電圧で使えるかどうか確認する必要があります。私は海外旅行はデジカメとノートパソコンを持ってゆきますので、世界中の電圧に対応する変圧器を必ず持ってゆきます。

携帯の時
温度差が激しくなるのを避けるために、いつも首に下げてその上から上着を着ていました。背中のザックに入れるよりこの方が、カメラを外気の寒さの影響から体温で守れると思ったからです。


オーロラ撮影の時

昼間でも零下5,6度のところでしたので、深夜の気温はかなり低かったと思います。深夜にオーロラを撮っている時は、撮影時以外は防寒しました。専用のカメラ防寒用の覆いを持参した人もありましたが、私は何も持っていなかったので、撮影を中断する間は自分のための防寒帽をかぶせておきました。
フラッシュを切っておく事は、周囲の皆さんへの当然のエチケットです。又懐中電灯も使えません。この2点は、暗さに目を慣らしておかないとオーロラが見えにくいからです。
手元が暗くてカメラの細かい設定はしにくくなりますから、明るい場所かホテルの部屋で、あらかじめ設定をしておきました。
デジカメはレリーズが使えないので、シャッターを押すときの手ぶれが心配でした。セルフタイマーやリモコンを使う事も考えましたが、いずれも使用時の問題がある事に気づき、結局手でシャッターを押しました。

足元は雪が積もっていますから三脚も不安定になります。自分のちょっとした一足でも影響があります。視界には明るい街灯やふもとの町の照明も見えていました。今回のようなぼんやりとしたオーロラはファインダーや液晶画面ではわかりにくいので、広範囲を撮るようになりました。街灯に明るく照らされた雪も画面に入ってしまうので、撮影には最悪の条件だったと思います。

このように、普段生活周辺で撮るのとは違ういろいろな点を心がけました。参考になれば幸いです。

追記
オーロラ撮影はデジカメでは無理だという説があります。又、目で見てよほどにくっきりしたオーロラでないと写真は無理だという説もあります。今回の旅行はオーロラ観測に最適な時期を過ぎていました。平素よりカメラが趣味だと言って立派なカメラ一式を持参されたのに撮影をあきらめた方もありました。でも折角のチャンスですので、カメラの性能の許す範囲で、スローシャッターで撮影してみる事をお勧めします。格別なオーロラでなくても、自分が撮ったオーロラの写真はきっとあなたの旅行の思い出を飾る1枚になると思うからです。
これから行かれる皆様が素晴らしいオーロラに出会える事を祈ります。

私の旅行記をお読み下さいましてありがとうございました。

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