猫の部屋 クリスと私(17)

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クリス、その美しい最期


2002年12月13日
午前2時18分
クリスは永眠いたしました。

クリスの最後の日

2002年12月12日、その日はもう足がフラフラで腰が抜けたかと思うほどに急に足が弱ってきましたが、それでも自分でトイレに行き、時々食事や水を飲みにも行きました。
姿をかくす狭い場所をさがしているのがわかりましたので、私はお別れの時が近づいたのを察しました。
夜になって次第にぐったりとしてきましたので、タオルにくるんで抱いていました。「クリス」と呼びかけても顔をかくして見せません。箱にタオルをしいて寝かせました。
名前を呼んだり背中をなでたりするたびに顔をかくそうとして頭を胸に押し付けるようにねじまげて、窮屈な姿勢になるのです。
深夜には呼吸が荒く不規則になりました。13日午前2時を過ぎてからは、深呼吸をしては呼吸が止まるようになりました。
やがて大きな深呼吸をして、顔を見せまいとするそれまでの無理な姿勢から、ゴロンといつもの寝姿に変えたと思ったら、それが最後でした。
静かに寝ているような可愛い横顔を見せてくれましたが、すぐに白い布をかけて、命を失ったクリスの顔を見ないようにしました。それがクリスの願いだったのですから。
苦しむ事もなく、最後の力をふりしぼって自分でトイレをすませ、弱ってゆく顔を見せまいとして去っていったクリスに私は泪も無く、毅然とした美しい姿に感動をおぼえました。
スズランのお香をたいて送りました。

( 2002年12月22日 記 )


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