カナダ旅行記(5)
ロッキーマウンテニア号の旅(2)


翌朝はカムループスのホテルからバスで駅に行って列車の旅が続くのですが、もしかしたら私はとんでもない所へ運ばれてしまうところでした。
早起きして外の空気を吸っていると、ばたばたと出てきたのは列車の前の席のドイツ人。「寝坊した!さーバスに乗ろう」と目の前のバスを指差してせかします。
「だって、まだ1時間もあるのに〜」と言っても聞かず、あまり急かすので乗り込みました。
それを待っていたように運転手が席に着いてエンジン始動。
マイクを持って、「みなさん、おはよう。カルガリーに向けて出発します。」
え〜!間違えた!降りま〜す!と叫んで、ほぼ満席の乗客の大笑いに送られながらバスを降りたのでした。

ドイツ人が1時間勘違いしてあわてたのですが、もし走り出す前に運転手が行き先を言ってくれなかったらどうなっていたことやら?、スーツケースは列車でバンフへ、人間は空身でカルガリーへ行ってホームレスになっていたかも。

1時間後、再び赤いカーペットを踏んで無事に車上の人になりました。
これは2階展望車の最前列でなければ撮れない写真でしょう?

カナダといえば鮭。
鮭の川上りで有名なフレーザー川に沿ってバンクーバーから走ってきた列車がカナダ内陸部へと進むと、窓外は次第にカナディアンロッキーらしい景色になってきます。

湖が見えたり原生林が迫ってきたり、木の下には厚い雪が残り、遠くには残雪の山並み。
乗務員が交替でカナダの歴史や自然などを詳しく楽しく説明してくれました。カナディアンロッキーに入れば、線路のすぐ脇に大きな熊がいたり、崖にヘラジカが見えたり、丸い角のヤギがいたり。列車は野生動物を発見した時や景色の良い所では徐行しながらのんびりと進みます。

夕刻が近づく頃、アルバータ州に入るので時差が1時間あるというアナウンスがありました。
国内の州境でも時差があるんですから、国の大きさを実感します。

こうして列車はバンフに着きました。
多国籍の列車を降りて着いたバンフでは、日本にいるかと思うほどに日本人が多くてびっくりしましたが、それは時間帯による事情なのでした。

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